皆さんはキュービクルをご存じですか?
普段生活している中で『キュービクル』は中々耳にしない言葉だと思いますが、実はビルや学校、病院など建物の心臓部分であり電力供給において非常に重要な役割を果たしているのです。

正式名称は『キュービクル式高圧受変電設備』であり、発電所から送電される高圧電気(6,600V)を一般的に使用する100Vや200Vの電圧に変換する役割を持っています。
この受変電設備の中には変圧器・遮断器・配電盤などが収められていますが、通常時は特殊な鍵でロックがかかっていて開けることは出来ません。

万が一、改修工事中に人や物が6,600Vの電圧に触れてしまうと大変な波及事故に繋がりかねません。
波及事故が起こると変電所からの電力供給がストップして周辺一帯が停電となり、周りの方々にも大変なご迷惑をかけてしまうことがありますので通常時は絶対に近づかないようにしましょう。
基本的に受変電設備は停電をさせない限り近づくことができませんが、唯一近づくことが出来るのが年次点検の時になります。
年次点検では停電をさせて内部の点検及び測定・試験をする事で異常の有無を確認します。

弊社でも年次点検の際に、受変電設備の清掃を依頼される事があります。
知識を持った指導者のもとで、触れて良い場所、触れてはならない場所を事前に確認した上で溜まったホコリや汚れを掃除していきます。
皆さんも日常生活の中で見ることが出来ないキュービクルの中身を1度は見てみませんか?
この年次点検を機に、電気がどの様に供給されているか、自分の目で確認し経路を辿っていくと新しい発見が有り案外面白いかもしれません。

 

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