「三寒四温」という言葉をご存知ですか?
もともとは冬、寒い日が三日、暖かい日が四日続き、寒い日は晴れ、暖かい日は天気が悪くなるという言い伝えで、冬の季語としても使われています。
ところが日本ではこのような現象は冬よりも春に起こりやすいので、冬から春にかけて暖かくなっていくことを三寒四温と勘違いする人が増えています。
かくいう私もその一人で、この文章を書くときに調べてみて初めて知りました。
さて、4月に入った今、まさに「三寒四温」という感じ・・・というか、3月最後の週末などは25℃以上の夏日を記録したと思ったら翌日は10℃くらいと「三寒四暑」な感じで体調管理も難しい天気でした。
春はポカポカと暖かいというイメージはもはや過去のものなのかも知れません。
そうなってくると我々が警戒するのは熱中症です。
実際、上記の3月末に現場をパトロールしていたら既に空調服を着ている人もいました。装備品などの準備も早めにしつつ、入浴や運動などで適度に汗をかき、体を熱中症になりにくい状態にもっていきましょう。
このことを「暑熱順化」といいますが、暑熱順化がすすむと、皮膚の血流量が増えやすく熱放射しやすくなったり、汗に含まれる塩分が少なくナトリウムを失いにくくなったり、体温が上昇しにくくなったりと、熱中症になりにくい状態になります。
年々、熱中症のニュースが流れる時期が早くなってきています。今から熱中症対策をするのは決して早すぎることはないのです。