お盆休みも明け、暑熱順化(暑さに慣れること)がリセットされ、熱中症への警戒はまだまだ続きます。
熱中症対策グッズの中でも特に有効なのは空調服です。もちろん私も愛用しています。その空調服は、毎年のように電力がアップしたモデルが発売されているわけですが、さすがにファンとバッテリーは高額なので頻繁に買い替えるわけにはいきません。

そこで私は毎年、上着の部分だけを買い替えるようにしています。そんな空調服の上着にも様々なタイプがあるのは皆さんご存知なことと思います。
まずは袖の長さ。私の記憶が正しければ、空調服が世に出始めた頃は長袖しかなかったように思いますが、御存知の通り最近は半袖や袖なしのタイプが主流となっています。
そして次にファンの位置。主流なのは背面の腰の位置にあるもの。ただしこの場所にファンがある場合、様々な問題が発生します。まずは椅子に座りにくいこと。腰の部分のファンが背もたれに干渉してしまうからです。

そんな中、去年、私が見つけたモデルはこの問題を解決してくれることを期待させるものでした。それはファンの位置が側面に位置するもの。
これにより座りにくい問題は解決しましたが新たな問題が発生しました。それは電車で座った際にファンが隣の人に当たってしまうことです。
自分の座りにくさが解消されても他者に迷惑をかけてしまうようでは意味がありません。他にも立っているとき手を下に下ろすと腕がファンに干渉してしまうことも何となく不便でした。ただ、このモデルは運転する人向けであることを考えると私の意見はピントがズレているかも知れません。

結局、従来のファンの位置が正解なのだろうか。諦めにも似た思いが私の中に芽生え始めていた今年、ネットで見つけて私が買ったのがファンの位置が従来よりもかなり上、肩甲骨のあたりにあるものです。
コレはとあるショップがバートルと共同開発したもので、5月末に注文して8月頭に届いたくらいの人気商品です。肩甲骨のあたりにファンがくるので座りにくさが解消されないのではと危惧しましたが、実際に着用してみると意外と問題なく座れました。

もちろん電車で座ったときにも隣の人に迷惑をかけません。さらにファンの位置が上にあるため、風が上方に抜けやすく、今までのものよりも格段に涼しく感じられます。これは個人的に大ヒットです。初めて空調服を着用してから数年、やっと本命と出会えたような気さえします。
空調服は年々進化し続けていることが分かります。来年はどんな進化を見せてくれるのか楽しみです。

 

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