高齢になり現場に出ることが少なくなりましたが、会社への通勤途中で建設中の建物を見ると、どこのゼネコンの仕事か、何ができるのか、何階建ての建物になるかど気になり、工事看板を見てしまいます。
昔はそのままガードマンに挨拶をして現場に入り、設備担当を探して、「設備の応援に来ました」と伝えるとすんなり現場に入場することができました。
今では安全面から関係者以外の入場はできませんが、特に梁スリーブ固定現場では何も聞かれず、そのまま作業に参加して終了後、「どこから応援にきたの？」と聞かれて初めて「実は東和コーポレーションという会社の〇〇です。当社ではスリーブ墨出し、取り付け、相番、その他作業のできる者がいて仕事をお受けすることができます。」と営業をしていました。
当時は結構お客様に喜ばれていたのですが、当然今はできません。電話や現場でのお客様との現場作業の交渉や、工程など自分の力量で仕事が増えたり、減ったりするのがリアルに分かり、やりがいが見えて楽しかった記憶があります。
仕事は自分で考えて工夫するものだと当時の上司に教わりました。与えられた仕事より自分で工夫してうまく行った成功体験は体が覚えているようです。
