スリーブ・インサート工事では【躯体図(見上げ図)】をベースに施工図が作成されています。
躯体図(見上げ図)は、『平面(2次元)』の情報で『立体(3次元)』の建物を効率よく表現するために梁の高さ(梁成)や床(スラブ)の厚さ寸法など、平面では表現が難しい『立体』の情報を楕円や円、四角などの【符号】の中に数値を記入して表しています。これを【躯体図符号】といいます。
一般的な躯体図符号の種類として『スラブ符号』、『梁符号』、『開口符号』などがあります。
スリーブ工事にて梁スリーブ墨出しの際に、この【躯体図符号】の数値を読み取ることで型枠からのスリーブ取付け高さの寸法を計算します。 ※計算方法の説明は今後のブログにて掲載します。
【躯体図符号】の読み方は、躯体図の余白部分に【凡例】という枠内にて説明が記載されています。
『躯体図の読み方②』では、梁スリーブの高さ計算について説明していきます。