先日、スリーブ・インサート工事を施工している現場にて技術指導(現場OJT)を実施しました。現場は地下階が無いRC造の小学校の改築工事で、施工進捗は地中梁及び1階スラブを施工しており、当日の作業内容は【1階スラブ(床)のスリーブ・インサート墨出し、インサート取付け】でした。

地下階が無い建築物の1階スラブの下は【ピット※】になるので、スラブ(床)型枠材には断熱材として【スタイロフォーム】が敷き込まれていました。(写真①参照)
(※ピットに関しては、過去ブログ【ピット内作業(前編)~ピット内作業の『ピット』ってなに?】にて説明があります。ご興味をお持ちいただけましたらぜひ読んでみてください♪)

断熱材(スタイロフォーム)敷込みスラブ(床)に『インサート金具』を取付ける手順として、専用工具などでスタイロフォームに穴をあけ、インサート金具の『土台』を差し込みます。(写真②参照)

一般的なスタイロフォーム用インサート金具の土台は、ただスタイロフォームに差し込むだけなので同時にインサート金具(写真③参照)を取付けてしまうと、歩行時に足に当たった(蹴ってしまった)際に抜けてしまうことがよくあります。なので、躓き対策としてインサート金具をスラブ配筋完了後に取付けます。
また、製造メーカーによっては、土台のスタイルフォームに差し込む部分に『ハネ(かえし)』を付けて抜けにくくしているものもあります。(写真④参照。今回初めて使いましたが、本当に抜けにくく、おススメです♪)

当社は、スリーブ・インサート工事に関して、様々なシチュエーションでその現場に最適な施工要領を摸索・提案し、数多くある資材、道工具を使った施工を経験した熟練作業員が多く在籍しています。スリーブ現場にて『どう施工したらいいのだろう?』と悩むことがあれば、一度相談してみてください。

 

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