以前にもこのブログにて紹介しましたが、改めて【スリーブ講習】についてご説明します。
当社:品質管理課にて実施している【スリーブ講習】は【初級】と【上級】の2種類があります。スリーブ講習は、スリーブ研修センターにて実際の型枠や、各構造体の鉄筋模型を使用して受講者が実際に見て触ることのできる【体験型】の講習となっています。
初級スリーブ講習は、主に【未経験者】を対象に、使用する道工具の使い方からスリーブの取付け手順、取付けに関するルールなど”スリーブの取付け”に特化した実技講習です。
上級スリーブ講習は、図面の読み方や図面符号などの基礎知識、現場での墨出しに必要な基礎知識などの座学や、実際の型枠を使用した墨出しの実技など”図面・墨出し”に特化した講習となっています。初級スリーブ講習は【未経験者】を対象とした講習で、以下のカリキュラムとなっています。
① 壁配筋キットを使用した『鉄筋結束実習』
⇒鉄筋と鉄筋を針金(結束線)にて結束(縛る)ための道具『ハッカー』の使用練習
躯体構造やかぶり厚などの基本知識の説明
② 床(スラブ)配筋キットを使用した『開口補強実習』
⇒「開口部」となるスリーブ周辺の鉄筋補強の手順とその必要性(理由)の説明
③ 梁配筋・型枠キットを使用した『梁スリーブ仮吊り・梁落とし・スリーブ固定実習』
⇒梁スリーブの取付け工程・手順と梁落としや取付けに関する安全知識の説明
環状補強筋(ウェブレン等)の取扱い説明
④ 地中梁配筋キットを使用した『地中梁スリーブ取付け実習』
⇒地中梁スリーブの取付け手順と「下げ振り」等の道具の使用練習
⑤ 座学講習:スリーブ工事に関する基礎知識、実習での説明の再確認
各項目70分程度の講習となっており、1日で各構造体のスリーブ作業が体験出来ます。この講習は、基礎技術の体験や知識学習を目的としており、講習後受講者が実際の現場にて作業に従事し、経験を積んでいくことによって技術を習得するための【一助】となる講習です。
※現在は実施しておりません。
【新着動画】スリーブ工事