一般的な『物作り』の手法として、土台や骨組みなどの『ベース』となる部分に肉付けしていく方法があります。大まかな『大きさ』や『形』をベース(基準)として作成して、そこに様々な部材を肉付けして仕上げていくことで『製品』を完成させます。(例:人形の骨組み、マンガの下描き、など)実は、ビルやマンションなどの建物作りも基本的には上記の手法で作られています。
まずは、建物を建築するために設計図(図面)を作成します。その図面もベース(基準)を用いて作成していきます。図面を作成する最初の手順として一番最初に『通り芯』を設定します。この『通り芯』が図面におけるベース(基準)となります。

通り芯は、建物の図面を描く際に水平(平面)方向の基準となる線です。柱や梁などの躯体構造体や、建物の内装仕上げに関する間仕切り壁や各建具類、水廻りなどの設備機器は、通り芯を基点として寸法(設置位置)を設定し、配置されています。
通り芯には便宜上、記号や番号が設定されているので、すぐに見分けがつきます。(例:『X1通り・X2通り、Y1通り・Y2通り』、『A通り・B通り』、『1通り・2通り』など、下記図参照)

建物の設計では、通り芯と通り芯の交点上に『柱』を設置することが一般的であり、柱と柱を繋ぐ様に『梁(大梁)』を設置する性質上、通り芯のライン上には梁や壁等が配置されていることが多くあります。
ベース(基準)である通り芯に『肉付け』する形で柱や梁などを設置し、通り芯から柱幅や梁幅など『水平方向』の寸法を設定しています。これにより作成された『骨組み(柱・梁等)』に『肉付け』する形で内装や外装の仕上げ部材を設置・施工して建物が作られていきます。

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