工事現場で年配の職人さん達との休憩中に、こんな話がありました。
『昔、素人の若い兄ちゃんを面倒見ていた時の話なんだが、物を運びたいから『ネコ』を持って来いって指示したら、なかなか戻ってこなくてさ。そうしたら30分後くらいにやっとこ戻って来たと思ったら、どっから見つけて連れてきたかは知らねぇが本物の『猫』を抱いてきやがったんだよ(笑)』という落語にありそうな笑い話でした。
この話は有名なネタなのか、現場ではよく聞く話でネット等でも検索するとすぐに出てきます。ここで出てくる『ネコ』とは、工事現場でよく使われている手押しの一輪車のことを指します。何故、手押し一輪車のことを『ネコ』と呼ぶのかは諸説あるようで、私が聞いたのは『手押しの一輪車を伏せた形が、猫が背中を丸めている様子に似ているから。』というもの。

 

・・・・。 見る角度の問題?
この話がきっかけで、工事現場でよく見かける、動物の名前が付いているものを調べてみました。

 

名称:モンキレンチ
モンキー、モンキーレンチ、ともいう。口径部を調節することで様々なサイズのボルトやナットを回すことができる工具。
由来:現在のモンキレンチの原形となる工具を発明した『Charles Moncky』氏の名前からという説や、原形の工具の頭部の形状が猿のような形をしているからという説があります。

名称:クレーン
クレーンとは、動力によって荷をつり上げ、これを水平に運搬することを目的とする機械装置のことをいう。
由来:クレーンを英語で書くと『Crene』となり、日本語に訳すと『鶴』という意味があります。見た目や動きが鶴に似ていることから名付けられたといわれています。

他にも建設現場には動物の名前が付いた道具や機械がたくさんあります。探して調みるのも面白いかもしれませんね。

 

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