建築現場で様々な作業を行う中で、必要不可欠なのが工具です。電動工具だけでなく、身の回りで持ち歩く腰道具に作業ごとに注目してみましょう。
内装工事において、ボード開口という作業があります。字の通り、石膏ボードなどを切って事前に設置しておいたエアコンや照明、消火設備、それらを点検する点検口などを設置する為に行う作業になります。
この作業では、石膏ボードを切る為に専用の工具「廻し引き鋸」という工具で切ることになります。(現場では“廻し引き”だけで呼ばれることが多いですかね。)勿論、ジグソーなどの電動工具で切る場合もありますが、細かな作業や電源が取れない場所では、人力で切らなければならない為、必要になります。この“廻し引き”、従来のは、長さや刃の細かさなど物によって違いますよね。ですが、最近では以下の写真のような長さの変更が可能で両面で刃の細かさが違う“廻し引き”もあるんです!これだったら、刃が長すぎて奥の機器などを傷付ける心配もなく、その都度調整できるのでオススメです!
また、躯体工事の中でスリーブ工事を行う際、私がよく使っているものがあります!!スリーブ工事で主に行う事は、墨出しで墨つぼ、スリーブ材取付でハンマー、補強筋の取付でハッカーというところでしょうか?では、注目して欲しい作業は、補強筋の取付作業になります。その際、壁スリーブなどでは、固定したい場所に2本の手では取付けにくいですよね?抑えないと鉄筋が下に落ちてしまいます!そこで大活躍するのが大きな“クリップ”です!特に特殊な物というわけではないんです。どこにでも売っているクリップです。これを使う事で以下の画像の様に、思った所で挟んでおけるので両手が空いて結束が楽になります。
2個目は、腰道具と言われれば違う物ではありますが、このように作業を通して便利な物というのは沢山あって、その中にも種類なども沢山あります。皆さんも今一度、自分の腰道具を見てみて、作業中の不便さを少しでも改善していきましょう!