以前の工事日記にて書きましたが、当社ではスリーブ工事に関する『現場OJT』を実施しています。現在は、都内某所の新築工事現場にて鉄筋コンクリート構造(RC構造)に施工するスリーブ工事の技術指導をおこなっています。
スリーブ工事とは、コンクリートで作られている壁や梁、床(スラブ)などに配管や配線などを貫通させるために、事前に筒や箱などを入れて穴を開けておくための工事です。鉄筋コンクリート製の建物を作るには、型枠にて形をつくり、その中に鉄筋を組んで強度を確保し、コンクリートを流し込んで固めることによって作られます。その型枠に筒や箱を入れておくことで穴を開けておきます。その開いた穴のことをスリーブといいます。
スリーブは日本語に訳すと『袖』という意味で、袖に腕を通すように『何かを通すために開けた穴』ということからスリーブと呼ばれています。当社は、スリーブ工事に関する技術の向上と技術育成に力を入れています。